LA PASTA
パスタへのこだわり

パスタが、主役の一皿。
マルケの修行先「ポンテローザ」では、週に1回ほど、そこのシェフにさまざまなパスタを習いました。よく作ったのは、ヴィンチスグラッシ、カッペレッティ、タリアテッレです。
イタリアで働き、食べ歩き、料理人仲間と話すうちに、パスタが主役なのだと体で覚えました。各州を旅してパスタを食べるたびにそう感じて、自分たちもそうしていこうと決めました。
いまも、先に考えるのはパスタのことです。パスタがおいしくなる具とソースを選び、手打ちでも乾燥パスタでも、パスタが主役の一皿に仕立てます。
PASTA FATTA A MANO
手打ちパスタ
イタリアの粉と、放し飼いの卵
粉は、イタリア産の00粉(Tipo 00)とセモリナ粉(Semola)が中心です。挽き具合も、タンパク質や灰分(ミネラル分)の量もちょうど良く、扱いやすい粉です。
卵は、静岡県富士宮市で放し飼いで育てられた「福が、きた」。パスタの風味を邪魔しない卵です。






模様をつける木型は、職人さんが一つずつ手彫りで作ったものです。作り手の方はすでに亡くなり、同じものはもう手に入りません。これからも、大切に、大切に使っていきたいと思っています。
合わせる具とソースで、
生地と形を変える
生地は、イタリアで学んだやり方と、日本で習ったやり方を組み合わせています。粉、卵、水、ワイン、オリーブオイル、塩。どれをどれだけ使うかは、パスタの種類や、合わせる具とソースで変わります。生地は手でこねるので、手の感覚で確かめます。この固さなら水を足す、この具合ならもう少し寝かせる。経験をもとに、そのつど調整しています。
合わせる具とソースで変えるのは、食感だけではありません。からみやすさやソースの重さを考えて、形も変えます。それでも基本は、その土地の料理を守ること。オレッキエッテならチーマ・ディ・ラーパのソースや羊の煮込みのソース、テスタローリならジェノヴェーゼ、ブジアーテならトラパニ風のペースト。ときには、あえてその決まりを崩すこともあります。
手打ちにしかできない形
手打ちには、手打ちにしかできない形があります。詰め物のパスタ、とうもろこし粉を練り込むマルケ州の「クレシュタイアータ」、焼いてから茹でる「テスタローリ」。
手打ちパスタの好きなところは、手打ちにしか出せないおいしさと、ソースとの相性、そして生地そのものに主張を持たせられることです。卵の量で固さや食感、味が変わり、ペーストを練り込めば色や味がつきます。



PASTA SECCA
乾燥パスタ
乾燥パスタは、イタリア製です。理由はシンプルで、おいしいから。使っているのは、修行先のレストランでも常備して、メニューに入れていたマルケ州の乾麺が中心です。そのほかにも、いくつかのイタリア産のパスタを使い分けています。
強いコシがあり、アルデンテに仕上がるのが乾燥パスタのよさです。手打ちにするか乾燥パスタにするかは、基本はソースとの相性で決めています。


NEI NOSTRI MENÙ
パスタは、コースの中で
ランチもディナーも、コースには手打ちパスタか乾燥パスタのどちらかが必ず入ります。ディナーでは、締めにパスタを追加することもできます(30g・50g・80g、一律580円)。
パスタの形を見て驚いてくださったり、新しいおいしさを見つけてくださったりすると、心からうれしくなります。
